現場のモチベーションが上がると展示会は成功する!
最近お会いした展示会責任者から、こんな質問を受けました。
「どうやったら現場のモチベーションが上がりますか?」
その企業は、現場の方々のモチベーションが低いことに悩んでいる様子でした。
具体的に現場がどのような感じですか?と聞くと、
- ブース内で立っているだけで動かない
- 来場者が興味ありそうに見ているのに、声をかけない
- 笑顔がない、暗い
と答えが返ってきました。
さらに、質問をしました。
「モチベーションが上がらない原因は何ですか?」
責任者A「・・・確かに何故でしょう?」
現場を経験しているから分かるモチベーションが上がらない理由
現場のモチベーションが上がらない理由は3つあります。
- 展示会に出しても意味がないと感じている
- 現場で何をすれば良いか分からない
- とにかく疲れる
すぐにできる解決方法をご紹介します!
1.展示会に出しても意味がないと感じている
展示会ってそもそも意味あるの?
こんな気持ちで、現場に立っているとやる気なんて出ないですよね・・
私は、学生時代警備員のアルバイトをやりました。
全く車が通らない田舎の道の工事で、片側通行のために警備員として8時間立ちっぱなしの仕事でした。
結局車は一台も通りませんでした。
とにかく時間がたつのが遅くて辛かったです。
確かにお金を貰っているのだから仕事です。
しっかりやらなければいけません。
でも、モチベーションをどう維持して良いのか全く分かりませんでした。
極端な話かもしれませんが、展示会でも似たような状況を目にすることがあります。
明らかに、「出展の意味がない」と思っていそうだなと分かります。
この状況を解決するのが「目標設定」です。
実は、現場のモチベーションは、展示会前に決定します。
展示会前の準備の「やり方」でモチベーションは変わるのです。
「目標設定やっているよ!」
こんな言葉も聞こえてきそうです。
もしかして、事務局(マーケ部)が勝手に決めたりしていませんか?
目標設定の重要なポイントは、決定に現場の方が参加しているかどうかです。
![](https://tenjikaicollege.com/wp-content/uploads/2017/07/目標設定表-1024x576.jpg)
こちらは、弊社が支援をして実際に作成した目標設定シートです。
支援の結果、最も満足して頂いたのが、現場のモチベーションが上がったことでした。
目標設定はワークショップを行って、各事業部の代表者を集めてみんなで決めました。
ポイントは「納得感」です!
展示会前に是非やってみて下さい。
必ず良い効果が期待できます。
2.現場で何をすれば良いか分からない
これも、モチベーションが上がらない良くある理由です。
現場の方が何をすれば良いのか分からないまま参加しているパターン。
実は、この課題も展示会前に解決することができます。
それは「オペレーション」を明確にすること。
目標設定をするときに、現場で「誰が」「どの欲割」で「何をするのか」を明確にします。
Aさんは、呼び込みをメインに行う。Bさんは、○○製品のデモ担当。Cさんは競合他社対策要員。
来場者がブースに入ってから出ていくまでのプロセスをイメージして、役割を明確にします。
そして、その役割を誰がやるのかはっきりさせます。
何故「目標設定」のときにやると良いのか?
「目標数値」と「オペレーション」は密な関係です。
目標数値が本当に達成可能なのか?を見極める手法として、「オペレーション」を考えます。
現場のモチベーションは展示会前に決まる!
ここまでくると3つ目の課題も展示会前に解決できそうです!
3.とにかく疲れる
展示会はとにかく疲れます。
最後は端的に!大事なのは「休憩計画」です。
現場のモチベーションを維持する為にも、「休憩計画」を事前に立ててください。
休憩を取るかどうかよりも、計画があることが重要です。
この計画も事前に立てていないと、現場ではなかなか休憩を取りにくい雰囲気になります。
「ちゃんと休憩をとってもよい計画になっています!」
これが大事なのです!
まとめ
展示会の成功を左右する「現場のモチベーション」。
現場で解決しようと思ってもできません。
展示会前の準備で勝負は決まっています!
参考にして頂ければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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