展示会の準備何から始めますか?
前回のケーススタディを読んでいただきありがとうございます!
初めて展示会担当になったAさんの展示会準備のイメージを書いてみました。
本日はこの展示会の結果がどうなったのかを予測してみたいと思います。
Aさんの展示会の結果は?
このような準備過程を送った展示会の結果はかなりの確率で以下のようになります。
- 名刺獲得数を追いかける(ノベルティをフックにバーコードリーダーで情報を取得)
- 現場のスタッフは既存顧客や既存業者とばかり話をしている
- せっかくお金をかけて作成したブースがあまり機能していない
結果どうなるのか?
これが以下のマンガです。
Aさんは一生懸命仕事をしたにも関わらず評価が下がってしまいました。
この状況に陥ってしまうと以下の症状が出ます。
- 現場の営業マンが展示会に出ても意味がないと考えている
- 展示会の予算が削減される
この状況が続くと、展示会の運営は非常に難しくなってしまいます。
では、展示会の担当者としてまず準備すべきことは何だったのでしょうか?
展示会に必要な3つの視点
展示会を成果に繋げる為には、3つの視点が必要です。
この3つの視点の適合性が重要になるのです。
戦略について
展示会の戦略とは簡単に言えば「目的」です。
Aさんの例だと「名刺を1000枚集める」が目的となっていました。
戦術について
展示会の戦術は「展示ブースのコンセプト」です。
展示ブースをどのように見せるのか?が重要になります。
これは、「ターゲット来場者」によって変化します。
Aさんは、大事な戦術の部分を「デザイン性」と「コスト」で決定しています。
現場力について
展示会の現場力は「オペレーション」と「モチベーション」によって決定します。
Aさんはブースを完成させることに一所懸命になってしまい、現場がどのように動けばよいか?、現場のモチベーションの維持をどう実現するのか?という視点が抜けていました。
この3つの視点を展示会準備では意識する必要があります。
まとめ
展示会の準備においてまず考えるべきことは、3つの視点で準備を進めているか?という点です。
上司が「次回の展示会はプレゼン型のブースにしたい!」といった場合は、まずプレゼンが目的にあっているかを問うべきです。
競合企業がやっていたからという理由では、お金と労力を無駄にするだけです。
また、プレゼン型ブースにした場合の「現場力」が無ければ、思った程の成果に繋がらないかもしれません。
皆さまの展示会準備の新たな視点として「3つの視点」を活用頂けますと幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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