来場者が振り向くキャッチコピーとは?
最近、「キャッチコピー」(キャッチフレーズ)についての質問を良く受けます。
おそらく展示会において「キャッチコピー」は重要だということが認識されてきたのだと思います。
※展示会主催者が事前説明会で重要性をアピールしているという話ですね
本日は、来場者が振り向くキャッチコピーとは?というテーマで書きたいと思います。
まずは、来場者の心理から考えます。
来場者は何故キャッチコピーに振り向かないのか?
展示会はとにかく情報量が多いのが特徴です。
色んな情報が、目や耳を通して入ってきます。
人間の脳はある一つの特性を持っています。
それは、「たくさんの情報があると思考がシンプルになりやすい」ということ。
たくさんの情報を処理すると脳は疲弊します。
脳は疲弊するとなるべく考えたくない状態になります。
脳が考えたくない状態になった時は、今までの経験や自分がイメージしやすいシンプルな情報をインプットしやすくなります。
展示会を制するには「速い思考」を制す
という言葉を良く研修で話すのですが、この「速い思考」を制するポイントをキャッチコピーに入れないといけないのです。
因みに、脳が考えたくない状態になると「速い思考」が発動すると考えて下さい。
※逆に、脳が活性化しやすい状況を作るためには、「無」の状態を作ることが大事です。
展示会で無の状態を作るのは難しいと思いませんか?
「速い思考」を制すキャッチコピーとは?
セールスの質問スキル研修で「オープン質問」と「クローズ質問」というのを聞いたことがありますでしょうか?
「オープン質問」はなるべく相手に考えて貰うための質問です。
例えば、「今日何食べたい?」はオープン質問です。
「クローズ質問」は相手が答えやすくなる質問です。
例えば、「今日のランチパスタで良い?」はクローズ質問です。
ここで問題です。
「オープン質問」と「クローズ質問」どちらが速い思考に向いてますか?
はい。研修でも殆どの人が「クローズ質問」と答えます。
速い思考状態のときは「オープン質問」ってめんどくさいと感じてしまいます。
この感覚をキャッチコピーに取り入れるのですが具体的にどうすれば良いでしょうか?
オープン質問系のキャッチコピーは注意を引きにくい
実際に展示会を見ていると「オープン質問」系のキャッチコピーを良く見かけます。
例えば、人事系の展示会で「採用に困ってませんか?」というキャッチコピー。
確かに質問系の方が注意を引きやすいのは事実なのですが、オープン質問は結局何がしたいのか伝わらないのです。
何のブースか分からないので立ち寄らないという結果を招きます。
ここで「クローズ質問」のエッセンスを入れてみましょう。
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厳密に言うと「クローズ質問」ではなく「仮説質問」という手法を使っています。
ポイントは、「来場者がイメージしやすい」という要素を入れることです。
その為には、そもそも集客したい来場者の「ペルソナ設定」が必要になるのですが、(むしろこちらの方が重要なのですが)
今回は、キャッチコピーを作成するコツを紹介致しました。
まとめ
来場者の心理からキャッチコピーの作り方のコツを紹介致しました。
ブランド力があり知名度の高い企業は、キャッチコピーを上手く使うことでよりターゲット来場者の数を増やすことができます。
逆に知名度の低い企業は、キャッチコピーが集客の基本と考えて良いと思います。
展示会でのキャッチコピーは意外と奥が深いです。
しかし、使いこなせれば効果的です!
今回の記事が皆さまの成果に繋がれば嬉しく思います!
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