来場者のタイプで展示会の営業方法を変えよう!
今回は展示会前に営業マンと確認をすることで、成果に繋がった一つのフレームワークを紹介致します。
単純なフレームワークですが、結構効果的です!
展示会の来場者は色々な「目的」を持っています。
- 製品/サービスを探している
- 競合調査をしている
- 新しいビジネスのネタを探している
- 勉強している
- 市場動向を調査している
もちろん ①製品/サービスを探している来場者 がたくさんブースに来てくれれば、成果に繋がりやすい訳です。
では質問です。
Q:製品/サービスを探しているすべての方が、「探している」と言ってくれるでしょうか?
答えは「NO」です。
探していることを隠さない方もいれば、隠す人、もっと言えば欲しいことに気づいていない方もたくさんいます。
展示会を成果に繋げるためには、「探していることを隠している人」を見極める必要があります。
製品を探している人にもタイプがある
製品/サービスを探している方にも種類があります。
上図で示しているように、3つのタイプに分けて考えていきます。
①「今」買いたい来場者
この来場者は、展示会主催者がアピールしている方々です。
展示会の成果を出すには、この「今すぐ買いたい来場者」が重要であるという話です。
展示会がWEBマーケティングやテレマーケティングなどの集客手段と違う一番のポイントは、顔を併せながら話ができることです。
「今すぐ買いたい来場者」を見極めたら以下のことを現場で行う必要があります。
- 他社との違いを明確に伝える
- 営業マンが「信頼」できると感じてもらう
- 何故その製品が必要なのか?改めて確認する⇒後日最適な提案
- 意思決定プロセスを明確にする(BtoBビジネスの特徴)
- 相手が役員以上の方であれば、こちらも上位層の方が対応する
このセグメントの来場者は、比較的探していることを隠さない傾向にあります。
製品を探していることを話すことは、他の来場者よりも特別に扱われるということになるので「自尊心」が満たされることが理由です。
このタイプを見極めることは難しくはないのですが、ここで注意して欲しいことがあります。
それは、このタイプの来場者は必ず競合他社のブースも訪問しているということです。
もっと言えば、競争が激しく、コスト争いに巻き込まれやすいということです。
むしろその為に展示会に来ている訳です。
買いたい業者が決まっていれば、会社に営業マンを呼んで、より良い提案を貰った方が効果的です。
それをせずに展示会に来ているということは、「実物を見たい」とか「他社の情報も見たい」というニーズがあるからです。
今買いたい来場者を確実に受注することは、展示会をすぐに数字に繋げるために必要です。
展示会前に、今すぐ買いたい来場者の「見極め方」や「対応方法」を決めていない企業も少なくはありません。
また、仮にマーケ/企画では決めていたとしても、営業マンが共有していなければ、力が半減してしまいます。
「今買いたい来場者」を必ず受注に結び付けるために、展示会前の事前準備で営業マンが徹底的にロープレをした企業があります。
この企業は、前年比の3倍の成果を上げました。
展示会の前に下記の対応方法をもう一度確認してみて下さい!
- 他社との違いを明確に伝える
- 営業マンが「信頼」できると感じてもらう
- 何故その製品が必要なのか?改めて確認する⇒後日最適な提案
- 意思決定プロセスを明確にする(BtoBビジネスの特徴)
- 相手が役員以上の方であれば、こちらも上位層の方が対応する
まとめ
本日は、「今買いたい来場者」の対応方法について書きました。
次回は、残りの2タイプについても書きたいと思います。
残りの2タイプの対応ができているブースは、より効果的な展示会マネジメントを実践しています。
実例も織り交ぜながら、書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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