展示会でチラシは殆ど捨てられている・・・
展示会へ行くとたくさんのチラシやパンフレットを貰います。
そのチラシにどの位のコストがかかっているのでしょうか?
例えば、3000枚のチラシを配布したA社を例にとって考えてみます。
コンパニオンがノベルティと引き換えに3000枚のチラシを配ったとしましょう。
この3000枚のチラシの費用対効果はどうなるでしょうか?
【コスト】
- 3000枚のチラシ=20万円(デザイン費込み)
- コンパニオンの費用=25000円×3日×4名=30万円
- バーコードリーダー4台の費用=15万円
- 3000リストのデータ化費用=70円×3000リスト=21万円
- ノベルティ=100円×3000個=30万円
合計:116万円
【効果】
- 3000リスト(バーコードリーダーで取得)
- アンケート3000枚
効果:?万円
来場者が持ち帰ったチラシですが、おそらく見返す確率は3%も無いと思います。
仮に興味を持ってブース内で説明員としっかり話をしたのであれば、見返す確率は高くなるでしょうが、ただコンパニオンに渡されただけではチラシを配ってくれた企業名さえ覚えていないことが殆どでしょう。
そう考えた時に、3000名のリストと3000枚のアンケートからどうやって売上を上げていけば良いのでしょうか?
展示会で有効な2つのチラシの使い方
ここで重要なことは、展示会でいくらたくさんのチラシを配っても売上に繋がる確率は低いということです。
仮に最高に良いチラシを作成していたとしても、結局配っただけで見られないのでは意味がないです。
では、展示会で有効なチラシとは何でしょうか?
チラシとして効果的なものは2つあります。
1.呼び込み用のチラシ
チラシの弱点は捨てられてしまうこと。
逆に考えると、持ち返って貰わなくても効果を出すには・・・
これが呼び込みチラシです。
コンパニオンや新人社員を活用して呼び込みを行うことがあります。
弱点は、商品知識が乏しく、質問に答えられないこと。
この弱点を補うことを目的にチラシを活用します。
呼び込み用のチラシを上手く活用すると以下の2つの利点があります。
- 新人・コンパニオンでも自社のブースに興味を持って貰って呼び込むことができる
- ターゲットでない来場者を振り分けることができる
呼び込みチラシは、展示会で用いるチラシの中では最強に効果的です。
この呼び込みチラシの効果に関しては、弊社の成功事例を参考にして下さい!
2.オファーチラシ
今度は持ち帰ってもらう事を前提に考えて効果が高いチラシです。
それが、オファーチラシです。
- セミナーの案内
- 無料トライアルの案内
- 事例集の申込 etc
展示会はセールスの始まりのプロセスということは良く聞く話だと思います。
大切なのは、展示会後に商談に繋がって、受注になること。
展示会後のアクションが費用対効果を左右するといっても過言ではありません。
そこで、オファーチラシの登場です。
展示会場で説明した後に、「このような特典があります!」とチラシを渡します。
このオファーチラシは、展示会後に見返す確率が高いです。
実際に、展示会後に電話をすることも多いと思いますが、その時に、「あの時の特典についてお電話しました」とお話すると、覚えて貰っている確率が高いです。
人は自分にとって得になるものは記憶されやすい性質があると言われています。
しかし、このオファーチラシは2つの注意点があります。
- ただ配っても意味がない
- 「価値」を感じて貰ってこそ効果的
この2つの注意点をクリアすれば、非常に効果的なチラシとなります。
まとめ
本日は、展示会で効果的な2つのチラシについて書きました。
チラシを作成すること自体には、そこまで費用が掛かる訳ではないかもしれません。
しかし、チラシに付随するオペレーションにたくさんのコストがかかるのが展示会です。
結局捨てられてしまう確率の高いチラシ・・・
しかし、使い方次第は、最高に効果を発揮します!
是非、参考にして頂ければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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