展示会のサステナビリティとエコシステムの実現に向けて JCD×昭栄美術×Sansanの対談レポート

展示会でもSDGs?サステナビリティ?

 

現在は、あらゆる業界でサステナビリティが求められています。

展示会に出展をされる方やブースを企画/施工されている方からすると、展示会にもこのような考え方が必要なのか?と思われるかもしれません。

 

コトラー先生のマーケティング5.0では、世代別価値観の話が出てきます。

ミレニアム世代やZ世代は、環境問題に関心があり、人がより良く生きていくことに使命感を持っている傾向があると示されています。

株主価値の世界からステークホルダー全体(顧客や従業員を含む)の幸福を考える企業にならないといけないと述べられています。

 

展示会業界もコロナの影響でオンラインの活用が進みました。

今までと同じように、ただ作って壊して捨てるというのではなく、新しいエコサイクルが必要になるというのが本セミナーの趣旨です。

 

我々世代(因みに40代です)の価値観ではなく、我々の子供世代の未来像として見て頂けるととても楽しめるセミナーだと感じ紹介させて頂いております。

 

2021年10月14日より、展示会主催者のJTBコミュニケーションデザイン(JCD)が、自社のイベントプラットフォームにて展示会事業に関わるキーマンを集めた対談を公開しています。

2021年12月31日まで見ることができますので、ご興味のある方は以下のURLよりご覧下さい。

【対談】 イベント担当者必見! 展示会のサステナビリティとエコシステム実現に向けて

 

以下のページでダイジェストレポートも公開されていますので、そちらも合わせてご覧下さい。

ダイジェストレポート

 

詳しい内容は上記に譲りますが、今回はごく簡単にレポートしますので、宜しければご覧下さい。

 

パネリスト

 

JTBコミュニケーションデザイン長谷川裕久氏
株式会社JTBコミュニケーションデザイン 事業共創部 トレードショー事業局 局長
1993年アイシーエス企画(現JCD)入社以来30年にわたりイベント・展示会に携わる。近年はオンライン展示会や新しいビジネスマッチングシステムなどニューノーマル時代の展示会手法に積極的に取り組み、メディアへの出演実績も多数。一般社団法人日本展示会協会 人材育成委員会 委員。

 

 

JTBコミュニケーションデザイン井上裕生氏
株式会社JTBコミュニケーションデザイン 事業共創部 ソーシャルビジネス局 局長
1991年JTB入社。営業職を経て2001年よりJTBモチベーションズ(現JCD)、JTBビジネスイノベーターズで新規事業開発に従事。主な開発分野は人材、地域交流、電力エネルギー。2016年電力小売事業を立ち上げ、2020年よりグリーン事業分野を拡張、2021年6月CO2ゼロMICEをリリース。

 

 

昭栄美術羽山寛幸氏
株式会社昭栄美術 専務取締役 統括本部 サステナブル・SDGs推進担当
展示イベントディスプレイのディレクターとして数多くの案件に従事してきた実績を持つ。現在、営業部門・製作部門・クリエイティブ部門を統括し、「製販一体型ビジネスモデル」の強みを活かしたSDGsを推進している。

 

 

Sansan松尾佳亮氏
Sansan株式会社 ビジネス統括本部 マーケティング部 副部長 兼 Seminar One Unit プロダクトマーケティングマネジャー
2014年の入社後、営業職を経験し、インサイドセールス部門の立ち上げを担う。その後、マーケティング施策を幅広く手掛け、現在もその責任者を務めながら、新規イベントテックサービスのプロダクトマーケティングマネジャーとしても活躍中。

 

 

 

なぜサステナビリティを意識しなければならないのか

 

コロナ禍において、リアル展示会が中止になったり、オンラインやハイブリッドに置き換わっていることは皆さんよくご存知かと思います。

2021年11月現在、最近はリアル展示会も開催されるようになり、来場者も戻って来ている印象があります。

出展社様は、オンラインの利便性の良さを感じつつ、リアル展示会のメリットを実感している方も多いと感じています。

その中で、「今後もリアル展示会を続けられるのか」という視点は1つ重要だと思います。

 

またエコの観点からもサステナビリティは重要です。

イベントの開催地では、「人が集まることによる経済効果」がありつつ、「資源の消費」という環境へのマイナス点も考えられます。

 

環境への配慮は、展示会のプレイヤーそれぞれが意識しなければ改善されない問題であるにも関わらず、これまではなかなか変わっていないという現状があります。

弊社も展示会を支援する立場として、考えていかなければいけない点だと感じました。

 

各社の取り組み

 

ここでは、今回のパネリスト各社の取り組みについて簡単にご案内します。

展示会主催者としてJCDの取り組み

 

  • サステナビリティ方針、調達コード、運用方法など企画の段階から提案を行い、主催者である企業・団体のSDGsの達成に向けた積極的な取り組みを支援
  • イベントを実施する際に、会場で使用される電気を再生可能エネルギーに置き換えることでCO2を実質0にできる自社ソリューション「CO2ゼロMICEの展示会への活用
  • 業界の従来型のエコシステム(会場、イベント企画・運営会社、イベントサプライヤー)だけでなく、地域社会とも連携しながら、持続可能な社会の実現を目指す

 

出展を支援する昭栄美術の取り組み

 

  • サステナビリティの国際基準・ISO20121の取得
  • 「リデュース」「リユース」「リサイクル」の強化
  • 機械化やロースキル化、マニュアル化といった作業環境を整えるための5S活動や改善活動の推進

 

テクノロジーで展示会を支援するSansanの取り組み

 

  • 「紙の削減」と「出展社と来場者のマッチング」を実現するスマートパンフレットの開発・提供

 

今回の対談を拝見して感じたこと

 

SDGsやサステナビリティは1つの重要な視点だと思います。

しかし、すぐに直結する問題でも無ければ、組織能力によりなかなか実現できないことも多く、出展社の理解も必要であると考えております。

弊社は正直そのようなことを考えるフェーズにおらず、これまでなかなか直視できていなかったテーマでした。

 

しかし、我々の子供世代のことや、社会的責任を考える上で、各社の方向性を考える良いきっかけになると感じました。

展示会に関わる方々はぜひ対談全編ダイジェストレポートをご覧下さい。

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