2025年オンラインイベントはどうなっている?
コロナの影響で、リアル展示会が開催されなくなり、それに伴って多くのオンラインイベントが開催されました。
私も、何かできることはないかと考え、オンライン展示会主催社/出展社へインタビューをしたり、EventMarketingカンファレンスという自社イベントを開催したりしました。
オンラインイベントに参加する、主催社、出展社、来場者のみんなが価値があると感じるやり方を、多くの方の意見から集約し、展示会の学校を通して伝えたいと考えました。
最近ふと思ったのです。
「オンラインイベントって本当に必要なの?」「必要ならどんなあるべき姿に向かうべきなの?」という問いです。
弊社には、「どんな人でもチャンスがある世の中を創造する」というミッション、ビジョンがあります。
展示会のノウハウを発信していることも、間接的にかもしれませんが、機会の平等に繋がると想いながらやっています。
今回は、そんなビジョンを持った弊社から見た、オンラインイベントの可能性を語るコラムです。
独自の見解ですので、あまり役には立たないかもしれません(笑)
このコラムが、オンラインイベントのあるべき姿を考えるきっかけになれば嬉しく思います。
コロナの影響とオンラインイベント【現在までの振り返り】
2020年2月頃からコロナの影響で、リアル展示会が開催されない又は来場者数が激減するという事態が起きます。
当初は、この危機がどのくらい続くか分からなかったので、そのうちリアルも開催されるだろうと考えている方が多かったように思います。
テレワークが推進される中で、ウェビナーが盛り上がります。
早いところで2020年3月くらいから、オンラインイベントを開催して、リアルでは考えられない集客をしていました。
展示会の学校で、インタビューをして記事を紹介していました。
2020年7月30日に全国で821人(平均で350人くらい)という感染者数が記録されましたが、その後は2020年10月くらいまでは全国平均で100~200名の感染者でした。
ウェビナーの集客数は、8月、9月くらいから落ち着いてきます。
そのころから、オンラインイベントについて出展社から以下のような声が挙がってきていました。
- 検討層が少ない
- ウェビナーに人が集まるけど、ブースには来ない
来場者の満足度は高いのですが、出展社から見ると物足りなさを感じる。
私も、色々とインタビューを重ね記事を発信していました。
2020年9月からリアル展示会は制限はあるものの開催し始めます。(再開は2020年7月末からです)
来場者数は少ないものの、課題を持った方々が来場していました。
コンサル支援をしていたので、現場の声を届けました。
リアル展示会は、リードの質が高いし良いのではという声が拡がっていきます。
そんな中、コロナ第3波が襲ってきます。
2021年1月には1日の感染者数が2500名に迫りました。
毎日1000人以上の感染者が出る中でも、リアル展示会は開催されていましたが、オンラインも必要だという声が高まります。
そして、2021年4月から第4波が来て、東京ビックサイトが使えないという事態が起きます。
今は、「ワクチン接種が進めば元通り」、「コロナではない別のウィルスが拡がることも考えるとオンラインは必要」などの声が聞こえてきます。
2020年2月~現在までを振り返って、オンラインイベントを整理します。
- オンラインイベントのメリットは利便性
- 集客力を持っていれば誰でも低コストで開催できる
- 気軽に参加できることは集客にはプラスだが、リードの質面で問題が顕在化してきている
- ワクチン接種によってリアル回帰が予想されるが、オンラインへの期待感も高い
- 確立された成功事例が無いので、オンライン/ハイブリッドでの面白い企画やチャレンジが今後出てくる可能性がある
次は、私が考える2025年のオンラインイベントを紹介します!
2025年オンラインイベントはどうなっている?
2025年オンラインイベントは、様々な企業のチャンスを支えるインフラになっている。
コロナの本当の恐ろしさは、ワクチン接種が進んだ後に起きた。
中小企業の多くは、資金繰りに苦しみ黒字を出しながらも倒産(自主廃業)を余儀なくされた。
リモートワークが進み、仕事の評価が数値で判断されるようになると、リストラがしやすくなったようだ。
再チャレンジの社会基盤が整っていないので、保守的に企業の為に尽くしてきた人ほど、自分が目指すべき道が分からないらしい。
コロナ後の日本は元気がない。
でも、そんな中でも光がある。
それが、オンラインイベントだった。
オンラインベントは、課題を設定し、たくさんの人で交流をして、問題解決をすることに適していた。
課題が山積みの時代において、気軽に参加できて、意見を交流できる場のニーズは高まる。
そこでは、新しいビジネスの話やワクワクする話が聞ける。
同時通訳の技術が進歩し、今では簡単に世界中の人と交流ができる。
ある企業は、今までは大手の下請けで売上が成り立っていたので、新規顧客開拓の必要性は無かった。
コロナの影響で、大手からの仕事がなくなり、新規事業を立ち上げた。
リアル展示会に出展も考えたが、費用が高くて出来なかった。
そんな時に、オンラインイベントへ参加をした。
今までやってこなかった、ウェビナーで講演をしたり、カスタマジャーニーを設定して資料を用意したりした。
何故この製品を開発したのか?どんな想いで新規事業に取り組んでいるのか、あるがままにプレゼンした。
たまたま視聴していた社長や、その時一緒に参加していた企業から、「プレゼン良かったよ」と声をかけられた。
正直嬉しかったし、熱い想いがこみ上げた。
オンラインイベントで成果はでなかったが、新規事業を成功させるためには、ブランディングやマーケティング、今までとは違ったセールス手法を勉強する必要を感じた。
色んなオンラインイベントが開催されているので、知識を得るのはやる気があれば問題ない。
人との交流も積極的に行った。
この企業は、オンラインイベントに参加したことがきっかけで、なんとか生き延びることができたようだ。
厳しい時代において、すべての人を助けるインフラは存在しない。
オンラインイベントは、どんな人にでもチャンスがあることに貢献している。
成果はその人次第だが、今の日本を少しは明るくしていると感じる。
2025年オンラインイベントは、様々な企業のチャンスを支えるインフラになっている。
あなたが思い描くオンラインイベントの未来とは?
ここまで読んで頂きありがとうございます!
今だからこそ、少し視座を上げて、オンラインイベントのあるべき姿を考えることもアリだと思います。
皆さまが思い描くオンラインイベントの未来も聞いてみたいです!
私は、このストーリーを思い描く中で、オンラインイベントが持つ強みを以下の2つだと考えました。
- 気軽に参加できる利便性
- 低コストでの開催
この2つの強みに、様々なテクノロジーの変化が伴えば、オンラインイベントは新たな領域へ進むと思います。
そして、今私たちがその火付け役にいることを楽しみたいと感じています。
元々ミュージシャンで、歌詞とか書いていたので、ちょっと変わっていてすみません(笑)
展示会の学校でこのようなコラムを初めて書きました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!