呼び込みに必要な考え方「注意」と「認知」の違い
- 展示会で負け知らずの本当の理由
- 顧客の心理が分かれば、呼び込みは簡単!?
- ミニセミナーは強力な武器
- たった一つの大事なこととは?
展示会失敗リスクを最小限にするためには、「人」の力が必要です。
「人」の力の中でも、最も重要なことは何か?
それは、来場者の足を止める技術です。
さあどうすれば、来場者は止まってくれるのでしょうか?
顧客の心理が分かれば、呼び込みは簡単!?
来場者の足を止めるためには、顧客心理を理解する必要があります。
顧客心理の中でも、「注意」と「認知」の違いを明確に理解しなければいけません。
「注意」している状態と「認知」しようとしている状態何が違いますか?
顧客心理で考えると、注意と認知は全然違います。
呼び込みができない人は、呼び込み=認知だと考えています。
※だから製品特徴チラシをそのまま呼び込み用に使います
「認知」とは、「認知しても良い」と顧客が感じている状態です。
そもそも、人は、「認知しても良い」と思わないと、話に集中しません。
呼び込み=認知だと考えている人は、いきなり製品説明をします。
それだと、足は止まりません。
足を止めるためには、注意させなければいけません。
来場者は何に注目して足を止めるのでしょうか?
何故コンパニオンが有効なのか?
ここで、コンパニオンを考えてみましょう。
コンパニオンは「注意」させるには、最強です!
しかし、「認知」させるには向いていません。
「注意」の思考はめちゃくちゃ早いです。
おそらく、0.3秒で決断ができます!
男性でも女性でも、綺麗な方には注目します。
これは、人間の本能にインプットされた指揮命令系統です。
だから、無意識に即決で注目してしまうのです。
コンパニオンが声掛けをしていることは、非常に価値があります。
しかし、「認知」には、意味がありません。
来場者を「認知」状態に移行するためには、「目的の明確化」が必要になります。
コンパニオンは、来場者がそのブースに立ち寄るとどんな良いことがあるのかを説明できません。
「認知」状態に移行できないので、ノベルティで価値をつけます。
そして、その見返りとして、アンケートを書いて貰うのです。
この方法では、せっかく集めた名刺やアンケートも役に立たちません。
そもそも、「認知」状態に入っていない来場者からアンケートをとっても、価値があるとは考えにくいです。
コンパニオンをイメージすると、「注意」と「認知」の違いが分かります。
呼び込み員が、呼び込みをしても、足を止めてくれないのは、「注意」の技術を持っていないからです。
2020年2月28日追記
今は、コンパニオンでも注意だけでなく認知まで行えるようにできています。
チラシの作り方を工夫して、教育をすればコンパニオンでも十分に戦力になります。
チラシを使って、足を止める方法
呼び込み員が、来場者の足を止めるためには、「注意」をひく必要があります。
どうすれば、呼び込み員が「注意」をひけるのでしょうか?
ポイントがいくつかあります。
- 笑顔
- パーソナルゾーン
- 姿勢
- 最初の声掛け
- 動き方
- 目線
- チラシの視覚効果
- 質問
チラシの視覚効果について解説します。
弊社が呼び込みをする時は必ずチラシを活用します。
最初の一声をかけながら、チラシを見せます。
来場者と並列して歩きながら、チラシを見せるのがコツです。
最初の一言が、来場者にとって「面白そう」とか「興味ありそう」な言葉であれば、来場者の視点はチラシにいきます。
その時、並走するスピードを下げれば、立ち止まります!
文章にするとたったこれだけのことです。
これができれば、来場者の足をとめることができます!
足を止めたら、チラシの説明をします。
チラシが、正しい型で作られているものであれば、かなりの確率で引き込むことが可能です。
引き込む回数が多くなれば、呼び込みも楽しくなってきます。
呼び込みの勢いがついてきたら、立ち止まる人も増えます。
ブースの力も発揮されやすくなります。
さらに「人だかり」ができれば、グッドスパイラル状態になります!
呼び込み員が「注意」の方法を学べば、ちょっとした変化が大きな成果に繋がることを実感できます。
いくら営業のプロでも、ティッシュ配りのプロではありません(笑)
私も、初めて展示会にでたときは、全く足を止めることができませんでした。
結局は、声掛けもせずに、ブースに突っ立っていました。
結果は散々でした・・
そこから、研究を重ねました。
ポイントは、「注意」と「認知」の違いを認識できたこと。
展示会は、「注目合戦」に勝たなければいけないことを理解できたことです!
今回は、「呼び込みスキル」について書きました!
次回は、効果の高い「ミニセミナー」について書きます。
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