プレゼンテーションを行う理由は何か?
展示会にもよりますが、ブース内でプレゼンテーションを行う出展社は、今でも多く見ます。
プレゼンは結構大変だと思いませんか?
- 新規でコンテンツを作る場合、かなり時間がかかる
- 動画コンテンツなどを作成する場合には、コストがかなりかかる
- 社内にプレゼンテーションに長けている方がいない場合、社外から調達する必要がある
- 社員の方がプレゼンテーションを行う場合は、事前に練習が必要
このように準備が大変でコストがかかるプレゼンテーションをなぜ行うのでしょうか?それは
「自社ブースへの集客のため」
来場者を自社ブースに入れようと考えた時、1度に大量の人を呼び込む方法はなかなかありません。
しかしプレゼンテーションはその可能性を秘めています。
大手企業や注目企業(知名度の高い企業)のブースでは、あふれんばかりの来場者が聴講していることも多いです。
これらの企業では、どんな内容でも発信することに価値があるので、あまり集客には苦労しないのです。
では知名度がない出展ブースだとどうでしょうか?
先日ご相談のあったお客様がこのようなことを仰っしゃっていました。
「集客のためにプレゼンテーションをやろうと考えているのですが、やれば人は集まりますよね?」
展示会においてほとんどの出展企業のゴールは「沢山の名刺情報を獲得すること」
そのためにはブースに集まってもらわなければならないわけです。
ではプレゼンをやれば集まるのではないかという考えはどうでしょうか?
残念ながらそうは上手くいきません。
しかし、プレゼンのやり方次第では、集客効果が変わります。
知名度がない企業でも、展示会でプレゼンを使って集客することも可能です。
今回はその手法を5つ紹介していきます。
プレゼンで人を集める方法とは
1.コンパニオン(社員でも可)による呼び込み
MCの方がマイクを使いながらプレゼンテーション開始の5分ほど前から告知します。それを合図にブースへ呼び込みを行います。
これはコンパニオンの方が威力を発揮します。
なぜなら綺麗な女性に特殊な衣装の組み合わせは、来場者が女性でも男性でも注意を引くからです。
コンパニオンで注意を引き、ブース内のプレゼンスペースへ誘導していきます。
2.ノベルティ
この方法ではコンパニオンを使うことが多いですね。
もしくは司会者の方や社員の方がマイクでプレゼンテーションの案内をしながら、「プレゼンを聞いて頂いた方には素敵なプレゼントをご用意しています」と伝えます。
来場者が聴講後に受付に行き、アンケートと共に名刺を渡せばプレゼントをもらえるという方法ですね。
これは最も王道だと思います。
3.椅子を用意する
これは必ずしも聴講者が増えるわけではありませんが、展示会は疲れるので「椅子に座って休憩したい」というニーズには応えられます。
この方法は比較的広いスペースが必要になりますが、席が埋まれば人だかりができるので、立ち見の方も多く出るなど、さらに多くの聴講者を集めることもできます。
4.コラボレーション
自社だけではなかなか集まらない場合、外部から有名人を呼んだり、注目企業(多くはパートナー企業)と共にプレゼンを行う形式です。
自社の力だけでなく、コラボ相手の注目度を活用できるので、聴講者数は劇的に増える可能性を秘めています。
その代わり、このようなオファーは他の企業からも多く受けると思いますので、先方のインセンティブを用意する必要があります。
5.現在のトレンドに合わせたプレゼン内容
これは、製品説明などではなく、今のトレンドに合わせたテーマ(もちろん自社に関連する内容)でプレゼンを行うことです。
最近では「AI」「RPA」「働き方改革」「5G」
このようなテーマで注意を引いている出展社様が多い気がします。
効果的なプレゼンテーション活用とは
では上記の方法を全部使えば来場者が増え、売上が上がるのでしょうか?
必ずしもYesとは言えません。
なぜか?
実は上記でご紹介した方法はあくまでブースに人を集める方法です。
その意味では効果はあると思います。しかし、必ずしも売上を上げる方法ではありません。
上記の方法は全て、来場者の目的は買いたいものを見るという目的になっていません。
例えば1であればコンパニオンに注意が向いており、2であれば来場者の目的はノベルティをもらうことです。
3は休憩するためですし、4はコラボ企業の話を聞きたいと思っています。
5は少し良い気がします!?
実は勉強目的の来場者が増えてしまうんですね。「良い勉強になりました」というやつです(笑)
もちろん上手く設計すれば売上に繋がるケースもありますが、集客という手段を目的にしてしまうと売上に繋がらないことも多いです。
再度展示会の出展目的に立ち返り、何のために展示会に出るのかを考えてみましょう。
まとめ
今回は知名度がなくてもプレゼンでブースに集客する方法についてお話しました。
でもせっかく大変な準備をしてプレゼンを行うのであれば、売上に繋がるような活用方法に興味はありませんか?
次回はより効果的なプレゼンテーション活用について考えてみたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
集客アイデアについてまとめた記事はこちら↓
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